Academic Cloud 使用マニュアル
Academic Cloud(AC) は、CES-Alpha 上で提供するクラウドコンピューティング環境です。 授業ごとに割り当てられた ACC(Academic Cloud Credits) を消費しながら、 仮想マシン(VM)を起動して JupyterLab などを利用できます。
ACC(Academic Cloud Credits)とは
ACC はクラウドリソースを使うための「通貨」です。 VM を起動している間、選んだ VM の種類に応じた速度で ACC が消費されます。 担当教員が授業用にまとめて購入・補充し、学生はその残高の中でVMを利用します。
AC の全体像
コース共有
種別を選択
JupyterLab
ACC 消費確定
永続ディスク(有料)
自動同期(無料)
VM に加え、永続ストレージ(Cloud Disk)と自動同期ストレージ(Storage)を組み合わせてデータを管理できます。
AC コースには 2 種類の VM モード があります。 担当教員がコース設定でどちらを使うか選びます。
| 項目 | Common VM | Personal VM |
|---|---|---|
| 台数 | コース全体で 1 台 | 学生 1 人 1 台 |
| 起動者 | 担当教員が起動・管理 | 学生が自分で起動・停止 |
| 環境の独立性 | 全員が 同じ環境 を共有 | 個人専用環境(コース間でも共通) |
| ACC 消費 | 常時一定(起動中は全員分) | 起動中のみ個人分を消費 |
| 同時利用制限 | 常時 1 台(全員が同時アクセス) | 1 ユーザーにつき同時 1 台 複数コース間で排他(1 台だけ起動可) |
| 向いている場面 | 全員同じデモ・授業演習 | 個人課題・自習・長期プロジェクト |
担当教員が制御できること(コース設定)
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VM モード選択— コース全体を Common VM と Personal VM のどちらで運用するかを選択します。 コース設定ページから変更できます。
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個人 VM 許可— 学生ごとに Personal VM の利用を許可または禁止できます。 特定の学生のみ高スペック VM を使わせたい場合に活用できます。
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ACC キャップ(個人上限)— 学生 1 人が消費できる ACC の上限を設定できます。 上限に達するとその学生は VM を起動できなくなります。
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比率キャップ(VM 種別の制限)— 学生が選べる VM の最大 ACC 消費率を制限できます。 例えば「小型 VM のみ許可」とすることで、高コスト VM の誤使用を防げます。
学生が自分で設定できること
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VM 種別(マシンタイプ)— CPU コア数・メモリ量の異なる複数のマシンタイプから選択できます。 高性能なほど ACC 消費率が高くなります。
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マシンイメージ— プリインストールされているソフトウェアの種類(Python バージョン・ライブラリ等)を選択できます。 担当教員が事前に用意したイメージの中から選びます。
VM 利用の流れ
コースの ACC 残高が 0.5 ACC 以上 必要です。 不足している場合、VM を起動できません。担当教員に残高補充を依頼してください。
VM 管理ページで「Boot up」ボタンを押します。 起動には通常 約 2 分 かかります。 完了すると JupyterLab へのリンクが表示されます。
VM の種別ごとに 消費率(ratio) が異なります。 例えば ratio = 2 の VM は、ratio = 1 の VM の 2 倍の速さで ACC を消費します。 VM 管理ページで各タイプの ratio を確認できます。
複数の学生が同時に Personal VM を稼働させると、 コースの ACC 残高がその台数で分割されます。 各自の「実質利用可能時間」は台数が増えるほど短くなります。
「Open notebook」ボタンから JupyterLab を開き、 ノートブックやターミナルで作業します。 ファイルは VM 上(または Disk / Storage)に保存されます。
作業終了後は 「Shutdown」 ボタンで VM を停止してください。 停止しないと ACC が消費され続けます。 一定時間後に自動停止する場合もありますが、手動停止を推奨します。
AC コースでは、データの保存に 2 種類のストレージを利用できます。 用途に応じて使い分けることが重要です。
| 項目 | Cloud Disk(永続ディスク) | Storage(GCS) |
|---|---|---|
| 実態 | GCE 永続ディスク(SSD) | Google Cloud Storage(オブジェクトストレージ) |
| VM との接続 | VM に直接アタッチ(高速・シームレス) | VM 起動時・停止時に自動同期 |
| アクセス速度 | ローカルディスクと同等(高速) | 同期処理に数秒〜数十秒かかる場合あり |
| 永続性 | 購入した有効期限まで保持 | 容量制限内で無期限保持 |
| ACC 消費 | ディスク購入・期限延長時に ACC を消費 | 無料(容量制限あり) |
| コース間共有 | 同じ Disk を複数コースで利用可 | Personal VM では自動的にコース間で共有 |
| 主な用途 | 大容量データ・DB・ I/O 頻繁な長期作業 | ファイルバックアップ・ノートブックの保存 |
.ipynb)や小〜中規模のデータなら
Storage(GCS) で十分です(無料)。
GB 単位の大きなデータセットや、データベースを扱う場合は
Cloud Disk を購入することで快適に利用できます。
以下のサービスも AC コースで利用できます。詳細マニュアルは順次公開予定です。